先日、お散歩していたら道端に自生している黄色いコスモスに似た花群を見つけました。

この時期にコスモスなんて珍しいなぁ~♪
と思い、名前の分からないこの花のことをSNSにて発したところフォロワーさんよりたくさんの情報をお寄せいただきました。
情報を提供していただいたみなさま誠にありがとうございます。
お寄せいただいた情報をもとに、いろいろ調べてみたところこの花は、
オオキンケイギク(大金鶏菊)
と呼ばれるキク科の植物の一種であること。
また、見てお分かりのように花びらはコスモスに似ており、色彩も鮮やかな黄色が遠くからも目立つことから、以前は、観賞用として栽培されていたり、繁殖力が強く、荒地でも生育できるため、緑化などに利用されてきたらしいのです。
しかしながらあまりにも繁殖力が強いために日本固有の在来の草花を追いやり生態系を崩す恐れがあるとして、環境省が特定外来生物法に基づきオオキンケイギクは、特定外来生物に指定され、現在では栽培、販売、運搬等が禁止されている植物なのです。
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|特定外来生物とは・・・|
海外起源の外来種で生態系や人の生命・身体・農林水産業へ被害を及ぼすもの又は及ぼすおそれがあるものの中から外来生物法に基づき指定された生物のこと
魚だとブラックバスやブルーギルが特定外来生物としてそれなりに認識されているのではないでしょうか。
ちなみに、この法律に違反した場合は、以下の罰則が科せられます。
・個人は最高懲役3年以内、300万円以下の罰金
・企業は1億円以下の罰金
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詳細については、環境省のHPやパンフレット、そして、Youtube上の情報をご参照ください。
【環境省HP】
【環境省発行パンフレット】
【Youtube】
テレビ滋賀プラスワン 「きれいな花でも特定外来生物」~オオキンケイギク・オオバナミズキンバイ~
※スマホで閲覧する際、画面が見切れてしまう場合は、下記URLよりアクセスしてご視聴ください。
ということなので、オオキンケイギクを見つけたら本来は駆除しなければならいない植物なのですが、、、
オオキンケイギクは、南九州地方では、『特攻花』と呼ばれているらしいのです。
その由来については諸説あるようですが、
特攻基地だった海軍航空隊鹿屋基地周辺に多く群生し、毎年、特攻隊の出撃が始まった3月下旬頃から発芽し始め、出撃が続いた6月頃まで咲き誇ることから、いつしか『特攻花』と呼ばれるようになった説。
出撃を控えた特攻隊員たちに旅館の女将や娘たちが手向けた花だということから『特攻花』と呼ばれるようになった説。
98年8月17日TBS系終戦特別企画として放映された『二十六夜参り』というドラマの中で微笑みながら出撃して行った若き特攻隊員たちが、その想いを込め眼下の〝開聞岳〟に蒔いていった黄色い花畑のシーンから『特攻花』と呼ばれるようになった説。
いずれにしても、このような『特攻花』と呼ばれる云われを知ると、駆除することに対して少し戸惑ってしまいます。
外来生物だから駆除しなければならない
でも、
特攻花に込められた想いもしっかりと受け止めたい
そんな相反するジレンマに陥りつつも何か良い解決策がないか思いを巡らせるまんぺいなのです。
#オオキンケイギク #特定外来生物 #特攻花
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