<この記事は2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震直後にInstagramで公開した内容に加筆・修正を行ったものです>
2017年9月末に東京をスタートした「かぶりもの犬まんぺい全国行脚の旅」ぼくたちは、車中泊仕様に簡易改造した商用バン(NV200バネットバン)で車中泊メインで旅を行ってきました。
この車中泊の経験が、災害発生時にペットとの車中泊を余儀なくされた時のお役に立つのではないかと思い4回に分けてお伝えするシリーズ
第4回目は、愛犬との車中泊について
2017年9月末~2018年2月、2019年4月~7月、そして、その合間にも短期宿泊の旅での車中泊の経験を通じ、気づいたことや注意することなど愛犬との車中泊で特筆すべきことについて以下にまとめておきます。----------------1) 車中泊を行ったことのない方は、車中泊の予行練習を!!2) 車中泊期間中の愛犬の食事
3 )車中泊での就寝
4) 夏場の車中泊は不可能
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1) 車中泊を行ったことのない方は、車中泊の予行練習を!!
車中泊をされたことのない方は、一度でいいので車中泊をされることをおすすめします。manpei_papaの車は日産のNV200 バネットバンという商用車で、スペースも広く大人2人と中型犬2匹くらいまでなら車中泊は可能です。また、通算約半年の旅を通じて試行錯誤しながらカスタマイズしてきたので居住性も抜群です。
しかしながら、普段、車中泊をされない方がいざ車中泊をするとなると人も犬も慣れるのに時間がかかると思います。車中泊をされたことのない方は、まずは、近くの道の駅に行くなどして1泊でいいので愛犬を連れて車中泊をやってみてください。そこで車中泊の大変さ・不便さを身を持って体験することを強くおすすめいたします。特に電気のない生活がどれ程不便なことか😖
車中泊の大変さや不便さを事前に理解しておけば、物心両面において準備することもできます。 そしていざ災害が発生して車中泊をする際は、精神的にも多少余裕を持って避難生活に臨むことができると思います。
2) 車中泊期間中の愛犬の食事
まんぺいは通算6か月の車中泊を経験したにもかかわらず、期間を空けて車中泊を行うと、はじめのうちはドッグフードの食い付きが非常に悪く途中コンビニで購入した鰹節を振りかけを用意するなどの工夫が必要となります。
やはり環境が変わると普段と同じフードでも食い付きが悪くなることも念頭に入れて非常時のペットフードを用意しておくようにしましょう。
3) 車中泊での就寝まんぺいの寝る場所は、普段からキャリー(クレート)の中です。車中泊の際もキャリーを持ち込み普段と変わらない就寝スペースを提供するように心がけています。
4) 夏場の車中泊は不可能災害時において夏場の車中泊は、エンジンを切った状態になることが予想されエアコンが使えない可能性が高く、仮に日中の外気温が30度だと車内は45度~60度くらいに達して人も犬も熱中症になるのは確実です。私がもし真夏に被災して車中泊を余儀なくされることがあれば、まんぺいをどこか預けて自分は、避難所生活をするしかないだろうと思っています。 ⇒4)については、現在、車内のサブバッテリーの性能を上げ、小型のスポットクーラーの導入を検討中です。
実際に車内にスポットクーラーを導入した際には、改めて本ブログにて情報共有いたします。
以上
これまで4回に分けて愛犬との長期車中泊についてお伝えして来ましたがいかがだったでしょうか?
2020年9月6日~9月7日にかけて台風10号を経験して、改めて災害時の事前の準備が大切だということを実感しました。
この記事を加筆・修正後して本ブログにアップした時も、台風10号の影響で停電して43時間経過しておりますが、まだ停電状態が続いています。
我が家では、非常時の蓄電システムを構築していたおかげで、こうしてパソコンを使って記事を上げることもできますし、必要最低限の電源は確保できているので、こういった停電が長時間続く場合でも安心感はあります。
もし、ご要望があれば、非常時の蓄電システムについても、本ブログで紹介できればと思っております。
※今回の記事は、災害及び避難生活を経験した上での知見ではないので、事前の準備や車中泊の様子を通じて、あくまでも参考レベルに留めて頂きみなさまの車中泊のイメージづくり及び防災準備の一助になれば幸いです。