2021/05/26 11:58
ちょうど10年前の今日、2011年5月26日 ぼくは、ポメラニアンとトイプードルの両親の間に生まれました。
どちらがお父さんなのかお母さんなのか分かりません。
犬の種類は、雑種もしくはミックス犬と呼ばれ、一般的には‘ポメプー’という風に呼ばれることが多いみたい。
そして、生まれた場所は、長野県。(でもそれ以上の詳しい場所は、分かりません。)
それから数か月の間、ぼくは、どこで、どのようにして過ごしていたのかあまり記憶がありません。
ぼくの記憶は、生まれてから4か月後の2011年9月ごろ、新しい家族との出会いを求め埼玉県新座市のとあるペットショップにいるところから始まります。
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ぼくは、そのペットショップの小さなショーケースの中で一日の大半を過ごしていました。
あっ、そうそう、実は、そのペットショップには、ぼくの兄弟が、もうひとりいたんだよ。
色は、クリーム色のぼくとは全く正反対の黒。
兄弟だからたまに一緒のショーケースに入れてもらって、ふたりで一緒に遊んでいたのを今でもはっきり覚えているよ。
でも、その兄弟は、ぼくよりも先に、新しい家族のもとに迎え入れられることとなり、ぼくは、サヨナラをしなければならなくなったんだよ。兄弟に新しい家族が見つかってうれしいような、別れがさみしいような複雑な気持ち。
それからは、ぼくは、ひとりぼっち。
ぼくは、兄弟に続けとばかりに、新しい出会いを求めて、ペットショップに来る人来る人にショーケースのガラス越しに一生懸命ぼくのことをアピールしたよ。
ってな感じで・・・
でも、いつまでたっても、ぼくを家族として迎え入れてくれる人は現れなかったんだ。
なぜって?
実は、ぼくには、生まれつき右目の奥が白く濁っている先天的疾患があるからだということが、その理由だったみたい。
ぼくは、その右目でちゃんと物を見て判別することができるのに・・・
さらに、トリミングもされないから、日が経っていくうちに、毛もボサボサ。
正直、見た目もあまりかわいいとは言えなかったんだ。
あまり、こんな言い方はしたくないのだけれども、ぼくは、そのペットショップの中で‘売れ残り’になっていったんだ。
でも、きっと、ぼくのことを気に入って家族に迎え入れてくれる人が現れると信じて、毎日、一生懸命アピールをし続けたんだよ。
ってな感じで・・・
それからしばらくして、毎週のようにペットショップに来る男の人を見かけるようになったんだ。
その男の人は、ぼくのことを見て、表向きには、笑顔を見せてくれていたけれども、心なしかどこか元気がないようにも見えたんだ。
後から知ったことなんだけど、その男の人は、持病の影響で精神的に追い込まれて、この頃は、いつも「死にたい、死にたい」と思っていたんだって。
そして、その状況は、さすがにまずいと感じて、相棒となるパートナーを探しに来ていたらしいんだ。
だから、ぼくは、自分のことをアピールすることに加えて、この人を励ましてあげようと、いっぱいいっぱい愛嬌を振りまいたよ。
それから、その男の人は、週に1~2回、ペットショップに顔を見せる度に、ぼくのところに近寄り、ぼくのアピールする姿を見ては、心底、楽しんでくれるようになったんだ。
ぼくは、それだけで、うれしかった。
(ぼくの姿を見た人が笑顔になる様子を見てうれしいと感じるようになったのも、このことがきっかけなのかもしれない。)
でも、ぼくには、それ以上にうれしいことが待っていたんだ。
そう、その男の人は、ぼくのことを家族として迎え入れれることを決心してくれたんだ。
ぼくは、うれしさのあまり、入れられていたサークルを飛び出すくらいの勢いで飛び上がったんだ。
ぼくを、家族として迎えてくれる運命の人との出会い。
2011年11月のはじめ。
そう、これが、ぼくとパパさんの記念すべきパートナーとなる約束を交わした日。
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あれから約10年・・・ぼくは、manpei_papaととっても幸せに暮らしているよ。
でも、みなさん気になってるよね。
ぼくの名前‘ま・ん・ぺ・い’の由来とか、どうして、かぶりもの犬になったのか?とか・・・
そのお話は・・・・
また別の機会に!!
ちょうど10年前の今日 5月26日は、私の相棒でパートナーである‘まんぺい’が生まれた日。
でも、ちょうどその頃、私は12年前に発症した持病の潰瘍性大腸炎の影響で、メンタル面もひどくやられ、「常に死にたい」と考えていました。
※「常に死にたい」とい考えていた経緯については、話すと長くなるので気になる方は、こちらの記事: 潰瘍性大腸炎で見過ごされがちなメンタル崩壊の恐怖 をお読みください。
その「常に死にたい」という状況は、さすがにまずいという考えが、まだ、この時点で、心のどこかに残っていたのが唯一の救いでした。そして、この状況から抜け出す方法のひとつとして、ペットとして犬を飼うことを8月くらいから考え始めました。
なぜ、犬だったのか?
知り合いに犬を飼っている人がおり、その犬と少し触れあい癒された経験が、犬を飼うきっかけになっています。
でも、それまで、ペットなんて小学生の頃にハムスターやみどりがめを飼ったことくらい。
これまで、犬なんて飼ったことがなく、正直、迷いもありました。
そして、9月に入り、当時住んでいた埼玉県新座市近隣の何か所かのペットショップを廻り始めました。でも、この時点では、まだ、犬を飼うかどうかを迷っていました。
そして、10月に入りとあるペットショップに入った時のこと、ショーケースから出されて、外のサークルに入れられている片耳立ちの一匹の犬に出会いました。
その犬は、生まれてからずっと、トリミングされず毛がボサボサでしたが、どことなく愛嬌があってかわいらしい。
そして、私が近づくと、サークルを飛び出しそうな勢いでぴょんぴょん飛び跳ねて、猛烈に自分の存在をアピールしてくるんです。
初めてその子を見た時、ひょっとしたらこの子は、私のことをずっと待っていてくれたのかもしれないと感じました。
それから、数回、ペットショップに足を運ぶたびに、その想いは強くなりました。
そして、2011年11月某日にこの子を家族として迎え入れることとなりました。
(当時の記録として契約書が残っているのですが、入院中につきその内容を確認できないので、あいまいな日付となっていることご了承ください。)
この子こそが、私の10年来の相棒でパートナーの‘まんぺい’です。
あれから約10年・・・
私は、まんぺいとの出会いによって救われました。
もし、まんぺいと出会っていなかったら、ひょっとしたら、今頃、この世に存在していなかったかもしれません。
そういう意味で言うと、まんぺいは、‘命の恩人’ならぬ
といっても過言ではありません。
まんぺいのことを家族として受け入れてから今日までの約10年(正確には9年半)ついては、また続編という形で、今回のような、まんぺい視点による、ストリー仕立てで書いていこうかなと考えています。
少しばかり長く、自己満足気味なブログ記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
そして、まんぺい、10歳のお誕生日おめでとう。
これからも、明るく楽しい人生を一緒に歩んでいこうね。
▲家族として迎え入れて4か月過ぎ(生後10か月ごろ)のまだ片耳立ちのまんぺい。
(これ以前の写真は、当時、使用していたPCのハードディスクが壊れたことで消失。この写真が、私の所有している、まんぺいの一番若かりし頃の写真です。)
2021年5月26日 入院中の病室にて
まんぺいを愛してやまない
manpei_papaより